三遠物産様は浜松市内にある、おつまみのメーカーです。
競争力の強い商品を他社に先駆けて開発し、コンビニなどで販売しています。
ヤマダ会計は3年前から経営計画の策定と財務管理のお手伝いさせていただいています。
今回は経営計画を作ることになったいきさつと、その後、経営の様子がどのように変わっていったのか、経営者の方にお聞かせいただきました。
ヤマダ会計との出会い
私どもの事業は、コンビニさんの成長に合わせて伸びてまいりました。
テレビ番組で紹介されることもあり、時には商品の生産が追いつかないほどでした。
ところがそんな矢先、原料となる食品が入手困難になったのです。
これは生産農家が高齢化により廃業していくこと、飼料価格の高騰など、さまざまな要因が一気に噴出した形でした。
市場規模の小さな食品ということもあり、代わりの仕入先を探すのがとても大変でした。
「商品が作れない!」という緊急事態を受け、途方に暮れた私は、かねてからお世話になっている金融機関さんに相談してみました。
そこで経営計画を作成することを勧められ、同時にヤマダ会計さんを紹介されたのです。
どうして経営計画を作ったのか
この時点で、これまでとは考え方を大きく変えなくてはならないと思っていました。
というのも、以前に専門家派遣という制度を利用したことがあったのですが、その際に求められる書類が、会計と経営計画の専門的な知識を必要とし、作成に手間取ったことを思い出したからです。
金融機関さんに知見を求めるとしても、必要な書類はそういった知識に詳しい人に作ってもらった方が良いだろう。
これまでは何でも自分でやって来た私ですが、この時は考えを変えました。
ヤマダ会計さんはその金融機関さんが信頼する会計事務所で、会計指導の他、経営計画も作成できるということで、私どもにはぴったりの会計事務所だ、とのことでした。
今なら計画作りに補助金も出るとのことでしたし、メリットのある条件がタイミングよく組み合わさっていると感じたので、この機を逃さず、お勧めに従うことにしました。
そこで5年分の中期計画を作成しました。さまざまな打合せや調査があり、完成まで半年掛かりました。
経営計画の効果は
まず、金融機関さんに説明がしやすくなりました。それ以前は自分なりのやり方で説明を行っていましたが十分伝わらなかったようです。特に直接面談しない本部の方に理解を求めるのは難しかったです。
また、設備などの購入や仕入のタイミングが判断しやすくなりました。以前は2ヶ月先くらいまでしか見えていませんでしたが、今は数カ月先、さらには1年先2年先まで見えるようになっています。
これによって、以前より余裕のある、効率の良い経営ができるようになったと思っています。
商品力に強みを持つ三遠物産様に、金融機関の知見が加わったことにより、危機を脱せたことは月々の経営会議で確認できました。
計画作りや財務管理を通じて経営の見える化を進めたこともその一助となったようで、私どもにとって大きな励みになりました。
会社名 | 三遠物産 |
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ご利用サービス | 経営計画策定支援(経営改善計画の作成)。2016年1月納品。 |