計画のない起業・創業はキケンです
「起業したい!」という気持ちや情熱はとても大事です。
しかし、起業したものの、実際にはお客様がいない、お金がない…といった問題を抱えてしまうケースが多々あります。
問題を抱える大きな要因は、思い入れの強い「ビジネスアイデア」はあるものの、それを「ビジネスプラン」として作り上げ、「事業計画書」として明文化しなかったことがあげられます。きちんと「ビジネス」として起業し大きく育てるためにも、思いがけない失敗を防止するためにも、事業計画書を作成することをお勧めします。
事業計画書を作成することで、2つのメリットがあると言えます。
(1)自分の考え方を整理する
自分が今考えているアイデアが、ただの思いつきなのか、ビジネスとして成り立つのか、実は創業者であるご自身が理解していないケースが多いのです。
事業計画書を作成する過程で、自分の頭の中でぼんやりしている内容を、目に見える形で把握していきましょう。
特に「お客様は誰なのか」「お客様はどこにいるのか?」について、徹底的、具体的、客観的に考えましょう。
(2)他の人(出資者・銀行・地方自治体など)に説明するための強い味方
融資を受ける場合、銀行や地方自治体に事業計画書の提出が必要な場合がほとんどです。
特に必要でないと言われる場合であっても、事業計画書を添付して、ご自身の事業の魅力をアピールしたほうが、説得力→信頼度が格段にアップします。
創業・起業をお考えの方、経済環境が厳しい最近は「思いついたが起業!」の時代ではなくなりました。ぜひとも戦略的かつ計画的な起業を期待します。